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清川商店

Update: 2018.01.31|CategoryTOPICS, よみもの

“革の良さを活かし、革を愛し、末永く使えるバッグ作り”

1960年の創業時から変わることなく国内生産を貫いてきた自社の職人たちが、革を素材から選び、使う人たちの日常に長く寄り添えるようなバッグを作り続ける、清川商店。代表取締役である松村由美さんにお話を伺いました。

まったくの異業種から清川商店を継ぐことになったという松村さん。

松村「平成元年から家内の実家であるこの清川商店を継ぎ、私で2代目です。もう28年ほど経ちました。家族のことですので、私なりに覚悟を決めて就任しました。こちらのショールームは、オープンして6年目になります。以前は会社の軒先で商品を販売していたのですが、ゆくゆくはショールームを開きたいと思っていたんですね。スカイツリーが出来る前にたまたまここが空いたので、ショールームをオープンしました」

こちらのショップには、ネットを見て来られるお客様も多いと聞きました。

松村「そうですね。最近この辺りは新しいマンションがたくさん建ったので、若い方も多いですよ。近隣に住まれてるお客様も来てくださいますが、ネットを見て来てくださる海外のお客様もいらっしゃいます。なかでも中国の方は、ドラマで使われたバッグ目当てで来る方も多いんですよ。ネット検索して調べて来てくださいます。日本で高視聴率を獲得した人気ドラマの主人公が使っていたバッグがあるのですが、それはかなり人気でしたね」

モノヅクリを長年続けることは、とても根気がいることだと思います。特に大変なことはありますか?

松村「大変なのはいつも大変ですよ(笑)。でも、うちだけではありません。色々な課題がありますが、技術者の高齢化もそのひとつです。弊社にも何人かおりますが、その技術をどうやって次世代に繋げていくかが常に難しい。モノヅクリが好きで入ってくる若者もまだまだいますので、きちんと繋げていかなければ」

では、モノヅクリをされていて歓びを感じるときは?

松村「やはりモノヅクリを通してお客様の喜ぶ声を聞けることですね。このショップを開いてからは、直接声を聞くことができるようになったので、品物に対してどうだったとか、感想や意見を聞けることは貴重ですしとても嬉しいです」

 

「使う人たちの日常に長く寄り添えるようなバッグを作り続ける」が御社の理念なのですね。

松村「弊社は商品を作る際、まず素材をしっかり見ます。良い素材でないと良いものに見えないですからね。そして使っていただく方にどんな風に持ってほしいか、届けたいかをよく考える。弊社の商品をひとつ購入いただいて、素材の良さや使い勝手の良さでファンになってくださる方もいらっしゃるので、そういったお客様を増やしたいのです。

仕事や暮らし、バッグはわたしたちの日常に欠かせないものです。だからこそ、日常にとけ込み、普段から負担無く持っていただけるようなモノヅクリを続けてきました。これから職人さんを増やしていくためにも、オリジナル製品を上手く発信し、お客様に寄り添った良質なモノヅクリを続けていきたいですね」

 

清川商店
SHOP
東京都墨田区吾妻橋2-1-6
11:00-19:00
不定休
http://www.kiyo-kawa.com/

 
文:東山さり

Photo_MURAKEN