蔵前のレトロモダンな建物の2F、こっそりとお店を構えるSUNNY CLOUDY RAINY 。
扉を開けると、ぱぁ!っと明るい空間が広がる。
日差しがさんさんとふりこんでいて、なんだか晴れやかな気分に。ベッドを持ってきてお昼寝したくなるほど、居心地が良い…。
レトロモダンな建物といい、なんとも味のある空間なのです。(パリジェンヌの家ってこんな感じかも。と一瞬妄想)
あたたかいお茶をいただきながら、店主のカナコさんとおしゃべり。
お洋服のこと、雑貨のこと、食べ物のこと、とても博識なカナコさんから聞くお話は、新鮮なことばかり。と同時に、モノヅクリ、作家さんへの深い愛情をたっぷりと感じます。
1点1点、すべて店主・カナコさんがセレクト。審美眼にかなった厳選されたモノたちが並びます。
秋田県の生産者の方がそのまま届けてくれる、塩、木いちごジャム、黒豆茶などなど。
可愛らしいパッケージはオリジナルで制作。キッチンに置いていても自然になじむものがいいな、と思ってデザインされたのだそう。どの食物もそっとなじんでくれそうです。素敵。
人気の雑貨は、オンラインでも店舗でもすぐに売り切れてしまうそう。
わたしは一目惚れした、シンプルで長く使えそうなコースターを購入。
PC作業のおとも、珈琲カップを置くたびにニヤニヤしています。
きれいなアクセサリーたちは、他ではみることのないような、美しくも可愛らしい作品ばかり。
“自分だけのお気に入り”を見つけたくなります。
こちらのもふもふコースターは、カナコさんがインスタグラムから繋がった方の作品なのだそう。ころんとしたもじゃっと感が、とてもキュート!ずっともふもふしていたいさわり心地。
取材に伺ったときは、北欧アンティークのお店を営むSkantiqueさんが執筆された、『世界手芸紀行』の出版に合わせミニフェア開催中。食器の美しさに悶絶…。優しい色合いと可愛らしさに、グッと心をつかまれました。
上写真のSpånkorg(スポーンコリ)は手仕事で作られた貴重なカゴ。『世界手芸紀行』には、このスポーンコリの制作や歴史のことについて、たくさん書かれているそうですよ。(気になってしまったので、後日アマゾンで購入)
なんでも簡単に手に入る時代だからこそ、誰から買うのか、どこで買うのか、どんな風に作られたのか。
そんなストーリーを通して、目に見えないモノも買っているのかも。
ネットでの買い物は、これが欲しい!と目的を達成することに長けているけれど、実際にお店に足を運ぶことで、こんな素敵なものがあるんだ。こんな工夫をしてるのか~と、新たな発見があったり、知識が増えたり。
あえて横道にそれることが、日々の暮らしのおもしろみがふえる秘訣なのかもしれません。
宝探しをするように、きらきらときめくモノを見つけたくなるお店です。
SUNNY CLOUDY RAINY
東京都台東区蔵前4-20-8
東京貴金属会館2階
OPEN/12:00~18:00
不定休(オープンカレンダー)
http://sunnycloudyrainy.com/
instagram
http://instagram.com/sunny_cloudy_rainy_