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ちくま食品

Update: 2022.01.15|CategoryMAKERS


1688年、松阪出身の商人である竹口作兵衛義直が興した乳熊屋作兵衛商店が大本。大豆や米など北関東産の穀物が運搬される隅田川に近いことから、味噌醸造や米穀店など事業を手広く展開。忠臣蔵でおなじみの赤穂四十七士が吉良邸に討ち入りを果たした翌日未明、高輪泉岳寺へ引き上げる途中だった浪士一行を店に招き入れ、甘酒粥を振る舞ったエピソードも残されている。

その後は事業を整理し、昭和の時代には味噌一本に集約。偉人から庶民まで、江戸の人々を魅了したちくま味噌の魅力を伝えている。

代表作である『江戸甘味噌』は、岡崎の八丁味噌のコクと、京都の西京味噌のまろやかさを兼ね備えているのが特徴。もとは、愛知生まれで京都にも慣れ親しんだ徳川家康が命じて作らせたともいわれている。現在は発酵ブームに合わせ、味噌を活用した、さまざまな健康食品の開発にも着手。

Photo by_MURAKEN

INFORMATION

ちくま味噌

〒135-0031東京都江東区佐賀1-1-15
TEL: 03-3641-3310