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丸井製作所

Update: 2018.01.23|CategoryPRODUCTS, よみもの

1938年に会社を設立。戦前からずっと東東京でモノヅクリを続けて来た、丸井製作所。

注射針のハリ元、ライター部品、おもちゃの部品等を当時は製造。しかし戦後工場が燃え、工場を借りて生産を再開始したところ、キセルが大ヒット商品となった。そこから長い月日を超え、現在主流となっている商品は「透明のボールペン」。

昔はインクジェクションの性能が悪く、使える部分だけを切り取り、ボールペンにしたのだそう。そこから、ボールペンで実用新案をいくつか取得し、文具中心の加工に入ることに。さらに時代の変化により、文具から装身具の世界へ入ることになる。

他社では作ることができない、作られないモノを生産し続け、通産大臣賞や東京都知事賞を受賞するまでに。また、技術面では日米特許や実用新案を取得するなど、常に「お客様の利便性」を考えたモノヅクリを行ってきた、丸井製作所。

今回は代表取締役である池田制義さん、専務取締役である池田貴行さんにお話を伺った。

自身も数多くの技術を持ち、多くの経験を積んで来た池田さんたち。

モノヅクリをする上で、1番は使い勝手。2番が便利感。3番にデザインを大切にしているのだという。

池田「例えば、デザイナーの方から出されたサンプルを作る際、これだとおかしいんじゃないか?もっと滑らかに回転できたほうがいいのではないか?お客さまの着心地が良いようにしたほうがいいんじゃないか?と進言することもあります。日常で着るものだからこそ、使いやすさが必要ですしリピーターになってもらうためにも使いやすさということも必要なんだろうね。というようなことをよく話しています。

モノを作る側だからこそ、使い勝手を重視するのでデザイナーさんと話し合うこともよくあります。絶対これじゃなければいけない!というこだわりももちろん大切ですが、お客様のことを考えてお互いの意見も良い意味で妥協することも大切だと思いますね」

時代の変化によって、そしてお客様のことを考えながら頑固にそしてしなやかにモノヅクリを続けてきた。どんなときに歓びを感じるのだろうか。

「自分たちの商品が店頭に並んでいるところを見ると、やっぱり嬉しいですね。やってきてよかったなと思えます。」

ベテラン職人たちがひとつひとつ丁寧に、想いを込めてモノヅクリをしている丸井製作所。これから時代の変化はもちろんあれども、品質に自信と誇りを持って邁進していくのだろう。

 

丸井製作所
東京都墨田区押上2-38-3
TEL:03-3614-4743
http://maruiseisakusho.com/

 

文:東山サリー